こんにちは、クルマガです。
今やミニバンは、「街で見かけない日はない」といえるほど、普及しています。
今回は、そんなミニバンについてのお話です。
突然ですが、あなたはミニバンの定義はご存じでしょうか。
よく比較されるのが、ミニバンとキャラバンです。
目次
ミニバンとキャラバンの定義の違い
実は、バンはアメリカの「キャラバン」という大きなキャンピングトレーラーを指しています。
それをミニサイズにしたレベル、ということでこの「ミニバン」というジャンルになったのです。
日本ではミニバンとは「7~8人乗りで、3列シートを備えた箱型の車」という定義があります。
日本のミニバンと言われる車は、広い室内と多人数乗車、荷物室の広さ、スライドドアなど装備が充実しており、特にファミリー層に多くの支持を得ています。
日本自動車販売協会連合会が2022年1月に発表した、2021年の1年間で最も売れたミニバン上位11台の中にトヨタの車が6台もランクインしていました。
今回は特に6台のうちの「ノア、ヴォクシー、ヴェルファイア」の比較をしていきます。
トヨタのミニバンは3クラスに分かれている
トヨタのミニバンは車の全長で、大きく3クラスに分かれます。
・コンパクトクラス…シエンタ
・Mクラス…ノア、ヴォクシー、エクスファイア
・Lクラス…アルファード、ヴェルファイア
今までMクラスは3台そろって5ナンバーサイズに入る車でしたが、2022年1月に新しく発表されたノア、ヴォクシーからはサイズアップして3ナンバーになりました。(エクスファイアは販売終了)
ノアとヴォクシーを比較
ノアの魅力
Mクラスの車は全車プラットホームや基本構造が同じです。
一番グレードの多いノアは、昨年のミニバンにおける販売台数6位でした。
2022年1月に4代目となる新型が発表になり、販売価格は267~389万円と設定されています。
標準モデルは「堂々・モダン・上質」、エアロモデルは「王道・アグレッシブ」という2つのキーワードからデザインされました。
どちらのモデルも、フロントのグリル部分が強調されて、力強く見えるものの曲線的な丸みも加えられ、優しさと強さを感じる車に仕上がりました。
カラーはオーソドックスなカラーの7色展開。
ヴォクシーの魅力
一方、去年のミニバン内の販売台数2位と毎年人気のヴォクシーもノアと同時期に新型が発表されました。
こちらは「先鋭堂々・躍動的な力強いハコ」がキーワード。
今までの勢いのあるデザインのヴォクシーをさらにパワーアップしたスタイルで登場です。
ヘッドライトは曲線を描きつつシャープな印象に、フロントのグリルは幅も厚みも増え、大きく開いています。
カラーはクールなパールホワイトやメタル、グレーブラックなど格好いい色ばかりの6色展開。
グレードはエアロモデルのみで、ノアのエアロモデルから感じる堂々とした華やかさに対して、ヴォクシーは少し尖がった強さが感じられるスタイルです。
ヴォクシーが特に30代~40代のパパに人気があるのは、この強さと躍動感がポイントなのでしょう。
販売価格は309万円~396万円の幅で、ノアのエアロタイプよりも少し割高になります。
新型になって2車とも共通サイズ全長4,695mm×全幅1,730mm×全高1,895mmとサイズアップし、3ナンバーになりました。
室内も広くなり、共通室内全長2,805mm×室内幅1,470mm×室内高1,405mmと室内の移動が楽々。
どちらもシートアレンジのバリエーションが豊富になっていて7人乗り仕様のセカンドシートは745mmのロングスライドが可能です。
燃費はどちらもハイブリッドタイプで23.4km/L、ガソリンタイプで15.1km/Lを達成しており、なかなかの優れものです。
2台を表現するなら、双子の兄弟でノアは優等生タイプ、ヴォクシーはモテモテのスポーツマンタイプといったところでしょうか。
ヴェルファイア
Lクラスの代表選手はアルファードとヴェルファイアです。
この2台も基本構造を共通としています。
現在販売されているものは三代目。
2021年ミニバン内販売台数1位を高級感のある、ラグジュアリーなアルファードに譲り、ヴェルファイアはミニバン販売台数11位と減少気味です。
高級感と快適性の高いアルファードに対して、ヴェルファイアは「クール、テック、モダン」をテーマにしたデザインが大きなインパクトを与えており、フェイスはランプ類が多く上下二段に分かれて設置されています。
大きなエアロボディからもダイナミックでクールな印象です。
この奇抜ともいえるデザインが、好みの分かれるところかもしれません。
サイズは全長4,935mm×全幅1,850mm×全高1935mmとビッグサイズです。燃費はグレード平均約12km/L程です。
販売価格はヴェルファイア352~775万円、アルファードもほぼ同じぐらいです。
表現するなら2台は双子の姉弟でアルファードはワンピースが似合うお姉さん、ヴェルファイアはやんちゃな弟という感じですね。
ヴォクシーとヴェルファイアを比較
MクラスとLクラスを比べるならエアロタイプのヴォクシーとヴェルファイアがピッタリです。
サイズはヴェルファイアがヴォクシーより全長+225mm、全幅+115mm、全高+110mmと一回り大きく、価格で比べるとヴォクシーの上位グレードがヴェルファイアの下位グレードと重なる感じですね。
また、ヴォクシーはガソリン車2.0Lの2WDと4WD、ハイブリッド車は1.8L+モーターの駆動形式に対し、ヴェルファイアは2.5Lと3.5Lの2WDと4WD、ハイブリッド車は2.5L+モーターと大型車にふさわしいサイズになっています。
馬力もヴェルファイアが圧勝で、ヴォクシーの2.0Lのガソリン車は
・出力:152ps/6100rpm
・トルク:19.7kgfm/3800rpm
に対し、
ヴェルファイア2.5Lのガソリン車は
・出力:182ps/6000rpm
・トルク:24.0kgfm/4100rpmです。
ところが、加速性能指数(パワーウエイトレシオ)を比較するとヴォクシーの2.0Lが10.2に対し、ヴェルファイアの2.5Lは10.5となり、加速性はヴォクシーの方がよい記録になりました。
これは車体重量の違いからと考えられます。(ヴォクシー:2040kg、ヴェルファイア:2360g)
まとめ
ノアもヴォクシーもヴェルファイアも7~8人乗りのミニバンですが、若いファミリー世代は燃費の良さや価格、シートアレンジ、消臭機能までついているMクラス、好みでノアもしくはヴォクシーをチョイスするのが基本になりそうです。
そして、子どもが少し大きくなった世代や、室内をさらに広く快適に過ごすことや、クールで迫力あるデザインを重視で選ぶのであれば、福祉車両のラインナップもあるヴェルファイアが十分希望をかなえてくれるはずです。
ミニバンは車という概念だけでなく、家族と過ごす「移動式リビング」の役割もあるのかもしれません。
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