こんにちは、クルマガです。
突然ですが、あなたはこういった悩みを抱えていませんか?
「車検費用、高すぎる…」
「車検費用の相場を教えて欲しい」
「もっと安く安心して受けられる車検サービスって無いの?」
この気持ち、とてもわかります。
ちなみに僕も、この悩みを抱えていた張本人です。
そこで今回は、あなたに僕と同じ思いをして欲しくないという気持ちから、車検費用の相場などについて徹底的にお話します。
どの車検業者だと安いのかという点や、車検費用の節約方法などもわかりますので、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、今回のお話に出てくる法定費用などは、2022年4月時点の金額です。
目次
車検費用の内訳を教えます
車検費用を比較する前に、まずは車検費用の内訳にはどのようなものがあるのか理解しておきましょう。
車検費用の内訳は、大きく分けて次のとおりです。
- 法定費用
- 点検・整備料金(車検基本料金)
法定費用
法定費用というのは、車検に関して必要な、法律で定められた費用のことを指します。
具体的には、自動車重量税と自賠責保険料、検査手数料を指します。
自動車重量税 | 車検証の更新時に納付する国税 |
自賠責保険料 | 自動車の強制保険である自賠責保険にかかる保険料 |
検査手数料 | 車検制度の運営経費にかかる手数料 |
自動車重量税はいわゆるエコカー減税もありますが、エコカーではない車両重量1.0~1.5トンの車は24,600円です。
ただし、登録から13年が経過している場合、重課といって税金が高くなることを押さえておきましょう。
自賠責保険料は、自家用乗用車で24ヶ月契約の場合20,010円です。
また、検査手数料(印紙代)は次のようになっています。
申請種別 | 自動車の種別 | 手数料 |
指定整備工場 | 普通自動車 | 1600円 |
指定整備工場 | 小型自動車 | 1600円 |
持込検査 | 普通自動車 | 2200円 |
持込検査 | 小型自動車 | 2100円 |
なお、指定整備工場で車検を受けてOSS(ワンストップサービス)申請される場合、上記の金額から200円割引され1,400円となります。
車種によって異なるものの、大まかなイメージとして法定費用は5万円程度だと考えておくと覚えやすいかもしれません。
点検・整備料金(車検基本料金)
次に、国などに支払う法定費用ではなく、整備工場などに支払う点検・整備料金を紹介します。
ちなみに、点検整備料金は「車検基本料金」と表示されていることも多いです。
整備工場やディーラーに支払う料金の内訳は次のとおりで、依頼先によって多少表現は異なります。
基本点検料 | 法定定期点検にかかる技術料 |
整備技術料 | 車検に通らない可能性がある部位などの整備にかかる技術料 |
部品代 | 整備に伴い交換する部品の料金 |
油脂代 | 整備に伴い交換する油脂の料金 |
保安確認検査料 | 指定整備工場で保安基準に適合しているか確認するための料金 |
検査代行手数料 | 運輸支局に車を持ち込んで車検証の更新などを行うための料金 |
洗浄料 | 正確な点検整備を実施するための準備のための洗浄料金 |
故障診断料 | 車の故障診断にかかる料金 |
上記のうち、必ずかかる費用が「基本点検料」です。
整備技術料や部品代、油脂代は車の状況や車のオーナーの希望によって発生することがあります。
保安確認検査料は指定整備工場に依頼した場合のみかかるもので、その他はかかりません。
ちなみに、指定整備工場(民間車検場)であればその場で検査を行い、保安基準の適合性を証明(保安基準適合証)してくれます。
指定整備工場では、これによって運輸支局などへ車両を持ち込まないことが可能です。
車検費用の相場を教えます
では、本題へ参ります。
車検にかかる費用、どれくらいが相場なのか気になりますよね。
まず押さえておきたいこととしては、車検費用は先ほどお話した法定費用に、点検・整備料金を合計した額のことです。
それでは、車検費用の相場はどのくらいなのか確認していきましょう。
ただし、ディーラーやガソリンスタンド、整備工場、カー用品店など依頼先によって点検・整備料金(車検基本料金)に大きな差が出ます。
そこで、あくまでも目安ですがディーラーとガソリンスタンドの相場を下の表に示しました。
軽自動車 | 小型自動車 | 普通自動車 | |
法定費用 | 28,130円 | 38,510円 | 46,810円 |
ディーラー | 36,000円以上 | 38,000円以上 | 40,000円以上 |
ガソリンスタンド | 12,000円以上 | 13,000円以上 | 14,000円以上 |
上記のとおり、例えば軽自動車なら法定費用とあわせて車検費用は約4万円から、普通自動車なら約6万円からといった具合です。
ただし、この相場は追加整備がない場合の目安としているため注意してください。
その他、カー用品店や整備工場、車検専門店などはディーラーとガソリンスタンドの中間程度になることが一般的です。
相場はあくまでも相場ですので、実際には車の型式や状況などによって異なります。
車検費用を安く抑える方法
車検費用の相場を紹介しましたが、できる限り出費は抑えたいものです。
そこで、車検費用を安く抑える方法を紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
- ①日頃からメンテナンスを怠らない
- ②車検業者を比較して車検基本料金が安いお店を探す
- ③必要以上の整備を依頼しない
- ④ユーザー車検を検討してみる
- ⑤軽自動車に買い替える
①日頃から定期的なメンテナンスを怠らない
まず言えることは、日頃から車のメンテナンスを怠らないことが車検費用の節約につながるという点です。
車検費用の見積もりをとったとき、提示されるのは車検基本料金など最低限の金額であることに注意しておかなければなりません。
仮に車のコンディションが悪ければ、次のような費用が上乗せされることがあります。
・整備技術料
・部品代
・油脂代
思っていたよりも車検費用が高くなったとならないよう、日頃からメンテナンスを怠らないことが重要です。
②車検基本料金が安いお店を探す
車のコンディションが同じでも、車検を依頼する業者によって車検費用は変わってきます。
そのため、車検を依頼する業者を比較し、基本料金が安いお店を探してみましょう。
いわゆる車検サイトも多くあるため、そのようなWebサイトも活用してみると良いかもしれません。
ここで、1つおすすめの車検サイトを紹介しておきます。
カーセンサー、あなたも1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
カーセンサーは、大規模中古車販売サービスです。
カーセンサーの車検サービスはウェブ上にて気軽に車検見積もりができるので、あなたの愛車の車検費用がどれくらいかかるのか参考になります。
なので、カーセンサーにて車検見積もりをするのも1つの方法です。
しかし、カーセンサー以外にも他にたくさんの車検サイトがあります。
是非あなたの希望に合わせて、車検サイトを活用してみてくださいね。
③必要以上の整備を依頼しない
部品や油脂を交換したり、整備をしたりすることによって、車のコンディションを良好に保つことができます。
たしかに安心感は得られますが、その一方で必要以上に行う整備は車検費用を高める原因となることに注意が必要です。
せっかくの機会に整備をしてもらいたいという心情も出ますが、車検費用を抑える観点からはむやみに整備を依頼することは避けるべきでしょう。
もっとも、整備費用を抑えすぎたために車のコンディションが悪化することにも注意が必要です。
正直、ここの判断は難しいところではあります。
あなたの愛車の状態を見て、判断するのが良いでしょう。
④ユーザー車検を検討してみる
手間を惜しまずに車検費用を抑えたい場合は、自分で車検場に車を持ち込んで車検を受ける「ユーザー車検」も検討してみましょう。
ただし、費用は安く抑えられる分、手間がかかることに注意が必要です。
⑤軽自動車に買い替える
ユーザー車検では、点検整備にかかる費用(車検基本料金)を抑えることができますが、法定費用までは抑えられません。
法定費用を抑えたいのであれば、軽自動車に買い替えることを検討してみても良いでしょう。
とはいえ、車検費用だけのために車を買い替えることは現実的ではないため、慎重に検討しなければなりません。
まとめ
車検費用の相場を比較すると、ディーラーが最も高くガソリンスタンドが最も安いという傾向にあります。
あくまでも目安ですが、車検費用は法定費用を含めて軽自動車なら約4万円から、普通自動車なら約6万円からといったところです。
この記事では車検費用を抑えるいくつかの方法を紹介しましたが、日頃からメンテナンスを怠らないことや、車検業者を比較すること、必要以上の整備を依頼しないことはそう難しくないことでしょう。
ぜひ今回の記事を参考に、車検費用の節約を検討してみてくださいね。
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