こんにちは、クルマガです。
突然ですが、あなたはこれまで車を乗っていてこのような疑問を持ったことはありませんか?
「車検ってどこを見られるの?」
「車検と点検整備は何が違うの?」
今回は、こういった疑問に答えます。
一般車の場合、車検は初年度は3年目、次回以降からは2年に1度受ける必要があります。
車検でどこを見られるのか分かっていたら、事前にメンテナンスが必要な箇所が確認ができるだけでなく、普段の車の乗り方も変わりますよね。
もしかすると、この記事を読んでくれているあなたはこれから車検を控えているかもしれません。
スムーズに車検を通すためにも、ぜひ最後まで読んでくださいね。
こんな悩みを解決します!
車検ってどんなところを見るの?
車検を通すために大切なことが知りたい!
車検と点検整備の違いって何?
目次
車検で主に見られる検査項目内容を詳しく知りたい
結論から言うと、車検では主に外装や内装、そして外回りの検査を受けます。
外装や内装は見た目で判断できるので、検査項目を知っていればあなた自身でもチェックが可能です。
具体的に、車検で主に見られる検査項目は次のとおりです。
- 同一性の確認
- 外観検査
- サイドスリップ検査
- スピードメーター検査
- ヘッドライト検査
- ブレーキ検査
- 排気ガス検査
- 下回り検査
車検や点検をスムーズに終わらせたいと考えているなら、ぜひ上記検査項目を参考にすると良いですよ!
同一性の確認
同一性の確認は、車検証の車体番号とエンジンに刻印されている番号が同じであるかの確認です。
検査官は、ボンネットを開けて目視で確認します。
確認内容としては、持ち込まれている車が同一のものか、エンジンは改造されていないかなどの検査です。
他にも、ここでは車体の形状や種別、用途などの確認も行います。
外観検査
外観検査では、車の外装と内装を検査します。
ここでは細かく検査内容が分かれていて各種装置が正常に動くのかの確認です。
以下のようにそれぞれ解説していきます。
車体の確認
車体の確認では、汚れ等の付着がない状態で装置や車体番号が確認できることや、各部品に緩みや損傷がないかが確認されます。
車体番号は、いわゆるナンバープレートですね。
ナンバープレートがきちんと見えるようにしておかないと交通違反にもつながるので、日頃から確認しておきましょう。
保安装置
保安装置は、各種警告灯(シートベルト、エアバック、ABS、ブレーキ、エンジンチェック)を指します。
まれに誤作動などで各種警告灯が点灯することもありますが、そういった場合は事前に検査官に説明しておくのが良いでしょう。
そのほか保安装置の検査では、ミラーやスピードメーターの取付状態の確認も行います。
走行装置
走行装置では、排気漏れやタイヤの溝・ひび割れの損傷具合、ワイパーやウィンドウウォッシャー液が正常に動くかどうかが確認されます。
また、ホーン(クラクション)の音が保安基準に外れていないかの確認も行います。
不正改造などによってホーンの音が保安基準に外れていると、車検が通らないので注意しましょう。
乗車装置
乗車装置では、座席や頭部後傾仰止装置及びシートベルトの取り付け状態の確認を行います。
シートベルトの取り付け状態が悪かった場合最悪のケースだと交通違反にも繋がるので、もし今の時点でシートベルトの取り付け状態が悪いのであれば事前に修理を行いましょう。
電気装置
電気装置の項目では、主に電気配線や接続部の緩みや損傷がないか確認します。
電気装置はヘッドライトやスモールライトとは違い、車内部の電力を正常に作動するための装置を指します。
ヘッドライトなどについては、次に紹介する灯火器類として扱われます。
灯火器類
今お話ししたように、灯火器類はヘッドライトやスモールライト、また方向指示器およびハザードとブレーキランプ、バックギアランプにフォグランプが挙げられます。
これらのライトおよびランプが正常に点灯、点滅するかを確認します。
もし灯火器類が正常に作動しない場合、車検が通らなくなることにも繋がるので注意が必要です。
原動機
原動機は燃料措置の確認を指し、燃料(ガソリン)が漏れていないかということや、エンジンのかかり具合のチェックになります。
操作装置
操作装置では、ハンドルやブレーキペダルとアクセルペダルの遊びと損傷の確認をします。
操作装置の項目では、ブレーキおよびアクセルペダルと床面とのすきまも、チェックされるポイントとなります。
この項目は普段車に乗るときも目視できるため、日頃から定期的に確認をして不具合等がないかチェックしておくと良いでしょう。
サイドスリップ検査
サイドスリップ検査というのはタイヤの横滑り量を測る検査で、基準は1m走行して5mm以内が合格になります。
ハンドルが真っ直ぐなのに対して、タイヤが少しでも横滑りをしているとまっすぐ走れない状態ということになり、とても危険です。
たとえば、改造や事故などでタイヤ回りを強くぶつけたり、タイヤの空気圧が正常ではなかったりすると、誤差が出るため注意が必要です。
サイドスリップ検査の前には、あらかじめタイヤの空気圧の確認をしておきましょう。
スピードメーター検査
スピードメーター検査は、実際に走っている速度とスピードメータ―に表示されている数字が合っているか検査することです。
車検の時は、誤差が上下合わせて時速10㎞の許容範囲であれば合格になります。
よほどの問題がない限り、許容範囲は超えないので車検に落ちることはありません。
ヘッドライト検査
ヘッドライト検査は、主に明るさの基準と色の基準、照らす方向の基準の3つになります。
以前まで明るさの基準を測る検査はハイビームで行われていたのですが、現在はロービームで行い、基準はリフレクターに反射した光量が6,400カンデラ以上です。
また、色にも基準があり、2006年以降に生産された車は白色、それ以前の車は白もしくは淡黄色でも良いとされています。
照らす方向にも基準があり、ヘッドライトの高さやヘッドライトの光軸の方向、ハイビームにした時の距離も検査の対象です。
そして、カバーの破損やレンズの黄ばみは走行時の光量を著しく低下させますので、車検では不合格になります。
ブレーキ検査
ブレーキ検査は、検査テスターでタイヤを回してブレーキを踏むことで、正常にブレーキが機能しているか、また前後左右バランスよく作動しているかを確認することを指します。
ブレーキの機能が正常でも、前後左右のバランスが悪いと不合格になります。
その理由は、走行時に急ブレーキを踏んだ際に車両がまっすぐ止まらない危険性が出てくるからです。
また、サイドブレーキやハンドルブレーキを利かせた際に正常に後輪がロックがかかるかという点も検査対象になります。
排気ガス検査
排気ガス検査は、車のマフラーから出る排気ガスに含まれる一酸化炭素COと炭化水素HCの濃度を測定する検査です。
ガソリン車の場合の基準値は、一酸化炭素COは1.0%、炭素水素HCは300ppmとされています。
検査方法は、アイドリングした状態の車のマフラーにプローグという検査棒を入れて特殊な機械で測定します。
万が一基準値を超えている場合、その車で公道を走ることはできません。
年代の古い車は特に、エンジンの劣化などから排気ガスが基準値を超える可能性が高くなるので注意が必要です。
下回り検査
下回り検査では、検査官が車の下に入り込み目視で確認する検査です。
下回りの項目に不具合が見つかると、重大な事故を引き起こす原因になります。
万が一に備えるということも踏まえて、ここから解説するいくつかの項目を押さえておきましょう。
オイル漏れ
オイルと言っても、エンジンオイルやブレーキオイル、パワステオイルなどがあります。
実際のところ、上記それぞれのオイルが少しでも漏れていると、車検は通りません。
オイルが漏れて少ない状態で走行すると、運転に支障が出たり、最悪の場合火災にもつながるので、普段からオイル交換などが必要です。
ボルトやナットの緩み
ボルトやナットの緩みの検査は、検査官が検査ハンマーを使って叩いて音や手の感触で見分けています。
緩みがあると、大事故になるので注意が必要です。
ブーツの破損や足回りの部品チェック
ステアリングラックブーツやドライブシャフトブーツ、タイロッドエンドブーツなどのブーツ類に破損がないか、また各種連結部のゆるみやガタつきがないかの検査です。
もしも破損していたり何かしらの不具合が起きていた場合、部品を交換しなければいけないことを押さえておきましょう。
マフラーの点検
マフラーの点検では、マフラーの状態を確認します。
劣化したマフラーや穴が開いたマフラーでは、車検は通らないので注意しましょう。
またマフラーに穴が開いていると、騒音の原因にもなるので注意が必要です。
以上が、実際に車検をする際に検査官に確認される項目となります。
日頃からメンテナンスできる部分は定期的に行い、目視できる部分も日頃の運転時から不具合がないか確認しておくのが良いですよ!
車検はなぜ必要なの?
車検は「道路運送車両の保安基準」に基づいて、自動車の同一性の確認や安全のための確保と、公害防止を出さないように必要な検査です。
もともと車検は人を乗せる目的で使用する車、バスやタクシーについて安全の為に制度化され、1951年に一般的な乗用車も義務化されました。
現在は公道を走るすべての車が、安全性や環境に与える影響などを検査するため、車検が法律で義務化されています。
自動車は、走行距離や時間の経過で年々劣化していくものです。
点検を怠り必要な整備をしていないと、ひとつ間違えば大事故につながります。
つまり車検は、安全にあなたの愛車を走行するために必要な検査なのです。
車検と点検整備の違い
車検と点検整備はどちらも使用者の義務ですが、目的はそれぞれ違います。
車検は保安基準を満たして、安全確保や公害を出さないために検査することです。
点検整備は検査ではなく、車の故障につながる不備や劣化を予防するための点検になります。
法廷24ヶ月点検は、車検とセットになっているため混同しがちですが、目的が違うことを理解しておきましょう。
車検が通らなかった場合の対策方法
万が一何かしらの原因で車検が通らなかった場合は、その原因の場所を修理又は、整備して再検査を受けなければいけません。
当日中に再検査を受ける場合は、2回目までです。
また当日中に再検査ができない場合は、15日の猶予期間内にもう一度再検査を受ける為に「限定自動車検査証」を取得できます。
早めに修理や整備を行って、車検を済ませましょう。
車検にかかる費用をできるだけ安く抑えたいならコチラ
車検にかかる費用は、年式や走行距離、車種などに応じて大きく異なります。
あなたも、できれば車検は安く抑えたいと考えているのではないでしょうか。
もしあなたが車検にかかる費用を少しでも抑えたいのであれば、車検の一括見積もりを検討してみるのも良いでしょう。
車検費用についての詳しい解説は、下記の記事でも紹介しています。
合わせて参考にしてみてくださいね。
参考までに、ホリデー車検というサービスもあります。
ホリデー車検は、インターネットから予約できる車検サービスです。
全国250店舗を展開しているため、あなたの地域でも気軽に車検を受けることができますよ!
ホリデー車検は、比較的リーズナブルに車検を受けられるのも魅力です。
実際の車検にかかる費用の例を他の車検業者と比べると、約22,000円の差もあるほどです。
車検作業前には必ず整備士と一緒に車の点検に立ち会って隅々まで状態を確認してくれるので、安心して車検を受けられます。
万が一追加整備が必要になった場合は、整備士の説明に納得し、整備・交換の内容について了承した後に作業を始めるため、不要な整備や交換を実施することはありません。
これからあなたがどこで車検を受けようか悩んでいる、もしくは
「できるだけ車検にかかる費用を抑えたい!」
このように思っているなら、ぜひホリデー車検を利用してみてくださいね!
まとめ
車検は、あなたが愛車に乗るためにも必ず必要な整備です。
もしも車検を受けずに愛車を走らせてしまった場合、法律違反となり罰金および罰則を科せられることがあるので注意しましょう。
「車検は受けないととは思っても、お金がかかるしなぁ」
このように思っているのであれば、今回紹介したホリデー車検で車検を受けるのもおすすめですよ!
長く安全に愛車に乗るためにも、定期的なメンテナンスおよび車検は欠かさないようにしましょうね。
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