こんにちは、クルマガです。
早速ですが、あなたはタイヤの空気圧、点検してますか?
今回は、タイヤの空気圧についてお話します。
タイヤの空気圧は、1か月に5%程低下してしまうと言われています。
安全走行や、タイヤを長持ちさせるには、定期的な空気圧調整が必要不可欠となります。
そこで今回は、タイヤの空気圧の注意点や空気圧の調べ方、そして適正な空気圧の保ち方を解説していきます。
目次
タイヤの適正な空気圧とは?
「タイヤの適正な空気圧」と一言で言うのは簡単ですが、実際には、どのような空気圧が適正な空気圧でしょうか。
結論から言いますと、これはメーカーが車種やタイヤの大きさごとに指定している空気圧の事です。
メーカーが指している数値は、車両の重量やタイヤの大きさ、さらには、転がり抵抗なども考慮したうえで指定されています。
タイヤの空気圧は、高すぎても低すぎてもよくありません。
というのもこれは、車やタイヤの本来の性能を発揮することは出来なくなるからです。
なので、メーカーが車やタイヤの性能を発揮するために、車種やタイヤサイズごとに空気圧を指定しているのです。
タイヤの適正な空気圧の調べ方
タイヤの空気圧の調べ方は、運転席側のドアを開けて、車両側にステッカーにて記載されてあります。
ステッカーには、「240」や「2.4」などの記載があります。
この数値が、タイヤの適正な空気圧です。
そしてそのステッカーには、タイヤサイズの表記もあります。
なので、タイヤサイズごとに適正な空気圧を調べることが可能です。
タイヤの空気圧の注意点
タイヤの空気圧を調整するときに、2つの注意点があります。
・走行直後は適正空気圧の1割増しで調整する
・バルブやキャップも異常ないか点検する
走行直後は適正空気圧の1割増しで調整する
タイヤの空気圧を調整するときは、タイヤショップや車屋、ガソリンスタンドで調整する事が多いはずです。
そしてほとんどの場合は、走行直後に空気圧調整をすることになります。
その時に注意しておくことは、走行直後は適正な空気圧の1割増しで空気圧を調整するということです。
なぜなら、タイヤは走行中に摩擦熱を持つからです。
タイヤの空気は、走行による摩擦熱によって膨張します。
膨張することで走行直後の空気圧は、約1割ほど高く表示されますので、冷えたときには空気圧は低くなってしまうのです。
なので、冷えたことも考慮して、空気圧調整のときには適正な空気圧の1割で調整しておくと、冷えたときに適正な空気圧になるということです。
バルブやキャップも異常がないか点検する
2つ目の注意点は、エアーバルブや、バルブキャップに異常が無いかを一緒に目視点検しておくことです。
よくある事ですが、バルブから空気が漏れてしまいます。
エアーバルブもゴム製品ですので、経年劣化からヒビが入ったり、付け根が切れてしまい空気が漏れてしまうことがあります。
またキャップも同様に、割れてしまうこともあります。
なので空気圧調整時に、バルブやキャップもヒビや、割れが無いかを点検しておく必要があります。
ヒビや割れが出ていた場合は、トラブルを未然に防ぐために交換しておきましょう。
タイヤ空気圧が高すぎるとどうなる?
タイヤの空気が勝手に抜けてしまうのであれば、「あらかじめ、いっぱいいれておけばいいのでは?」という声もたまに耳にします。
タイヤの空気圧は、高すぎても走行に異常をきたしてしまいます。
ここでは、空気圧を高くしすぎるのも良くないという理由についてお話します。
タイヤの寿命が短くなる
タイヤの空気圧を入れすぎた状態で走行すると、タイヤの寿命が短くなります。
なぜなら、溝の減り方が不均一となり、偏摩耗を引き起こしてしまうからです。
例えば定期的な空気圧調整が行われているタイヤは、溝の減り方が両サイドや、真ん中まで均一なのに対して、空気圧が高すぎると、真ん中のみ溝が減ってしまい、両サイドはキレイに残っているなどの、偏摩耗が発生するのです。
これにより早期にタイヤを交換しないといけなくなり、結果的にタイヤの寿命を短くしてしまうのです。
乗り心地の低下
タイヤの空気圧が高いと、乗り心地を低下させます。
車の乗り心地は、タイヤと空気圧の柔軟性からも考慮されています。
タイヤの空気圧が高いとそれだけ柔軟性が失われ、乗り心地がかたくなったり、段差で良く弾むようになります。
これにより、乗り心地も低下してしまうのです。
タイヤの空気圧が低いとどうなる?
では逆に、空気圧が低いとどうなるのでしょうか。
偏摩耗でタイヤの寿命が短くなる
タイヤの空気圧が低いと、偏摩耗が起きタイヤの寿命が短くなります。
空気圧が高い時とは逆に、両サイドの溝が減ってしまったり片側の溝のみ減ってしまう事があります。
空気圧が低いとタイヤのたわみが大きくなり、車が曲がるときなどに、タイヤのショルダー部分に大きな負荷がかかります。
これにより偏摩耗が起きやすくなり、タイヤの寿命が短くなるのです。
燃費の低下
タイヤの空気圧が低いと、燃費の低下にもつながります。
これは空気圧が低いことにより転がり抵抗が悪くなり、タイヤが転がるのに必要以上の車の力が必要になるからです。
そうなると、ガソリン消費が多くなり、結果的に燃費の悪化につながってしまいます。
スタンディングウェーブ現象がおきる危険性がある
タイヤの空気圧が低いと、スタンディングウェーブ現象がおこる危険性があります。
これは特に、高速道路を走行する人は要注意です。
スタンディングウェーブ現象とは、タイヤの空気圧が低い状態で高速回転を続けるとタイヤがウェーブ状に変形してしまう事です。
ウェーブ状に変形したタイヤは使用する事ができないので、交換が必要になります。
さらにはハンドル操作に支障を来すので、事故の危険性も上がります。
タイヤの空気は勝手に抜けている
タイヤの空気を抜いた記憶がないのに、勝手に抜けていることがあります。
それは、正常な事で、タイヤの空気圧は勝手に抜けてしまうのです。
一般的には、おおよそ1か月間で5%空気圧は低下すると言われています。
ですので、定期的な空気圧調整が必要となります。
タイヤの空気圧を適正に保つための2つのポイント
適正な空気圧を保つ方法は、2つあります。
・適正な空気圧を把握する
・定期的に空気圧点検をする
適正空気圧を把握する
適正な空気圧を保つためには、車種とタイヤサイズから適正な空気圧を把握しておく必要があります。
なのでまずは運転席ドアを開けて、適正な空気圧を把握することから行ってください。
定期的に空気圧点検をする
2つ目は、定期的に空気圧点検をする事です。
何もしなくても空気圧は下がってしまうので、必ず空気圧点検をしましょう。
理想は1か月に1回の空気圧点検をする事で、これによりタイヤの寿命を長持ちさせると同時に安全にタイヤも使用する事が出来ます。
まとめ
タイヤは、命を乗せていると言っても過言ではありません。
注意点を把握したうえで、空気圧を適正に保ち、安全に走行するようにしてください。
面倒だなと思いますが、点検を怠ると命取りになってしまうことに繋がりかねません。
是非今回紹介した内容を参考に、今後も安心・安全なカーライフを送ってくださいね。
コメント