こんにちは、クルマガです。
早速ですが、あなたの車に付いているタイヤは、どんなタイプですか?
スポーツタイヤなら絶対に雪山、雪道に行かないでください。
今回は、ちょっと物語チックなお話ですが、今後雪山に足を運ぼうとしている人は是非読んで欲しいです。
目次
雪道で遭難しました
これ、本当の話です。
これは夜中にドライブに行った時の話ですが、はじめは全く雪が降る気配なんてありませんでした。
ですから当然、いつものように友達と話しながらドライブをしていました。
目的地は天橋立(関西では結構有名ですよね)で、23時ごろから出発しました。
確かにその時の気温は、とても寒かったのは覚えています。
(どれくらいの気温だったかは忘れていますが…笑)
僕の住む場所は滅多に雪なんて降らないですから、雪を見たらそれはそれは大盛り上がりするわけです。
気づいたら山に入ってた
そんなこんなで気づけば出発してから1時間、やっと京都に入りました。
しかし天橋立なんて京都の北の方ですから、まだまだ序章に過ぎませんでした。
ただナビ上では京都だと表記してくれていましたが、目で見ていた光景は京都感ゼロ。しかも気づいたら山の中に入っていました。
普段京都の山の方なんて行かないものですから、全く道もわからなければルートもわからないわけです。
すでに1時間半が経っていましたが、車内は盛り上がっていました。
道路から噴水!?
途中から、トンネルが多くなっているように感じました。なんでも、そこにいた僕たちは山の中でしたから。笑
ここからが、僕が体験した驚きの連続です。
いくつかのトンネルを越えると、道路が水浸しになっていました。それも道路脇には雪が積もった状態で…。
久々に雪を見た僕たちは、「雪やぁー!」と大盛り上がり。
今考えると、まぁ恐ろしいですよね。
気にせず走っていると、道路が水浸しになっていた原因が分かりました。
そう、道路から噴水が湧き上がってたのです!
それを見て、びっくりしました。
とはいえ、これは後の惨劇の始まりを合図していたようなものでしたが…。
突然の豪雪
道路から湧き上がる噴水に盛り上がっていたのも、一瞬でした。
なんでも、それから突然の豪雪に見舞われたからです。
はじめは滅多に見ない雪に感激していた僕らでしたが、やはり豪雪となると話が変わってきます。
豪雪の中山を潜り抜け、ナビを見ると後2km先が目的地でした。
雪はますます激しくなり、とうとう車も動かない状態まで積もりました。
轍(わだち)があればその上を走れば良いものの、轍なんてできる余裕すらありませんでしたし、何せ夜中ですから車も走っていないので轍はすでにどこかへ消えていました。
車が止まった時は、流石にやばいと思いました。
車が積もる瞬間を肌で実感した瞬間
僕の車はFRだったので、アクセルを踏んでも後輪が意味もなく回転し続けている状態でした。
気づけば車自体が雪に埋もれかけていて、走行するかどうかの問題よりも僕たちが生きて帰ってくれるかどうかの問題を心配していました。笑
よく言うじゃないですか、ギアをNにして車を押したら進むって。
僕の時は、それを試しても何せ山の上り坂でしたから逆効果。諦めてエンジンを切り、豪雪の中外でどうするか考えていました。
目的地が目の前だと言うのに、この有様。歩いていけるほどの距離ではありましたが、やはり車が心配でしたので立ち往生になってしまう状態に。
近くのローソンにスコップを借りに行こうとするも…
実は、僕たちが車を停めていた近くにローソンがありました。そのローソンは一応電気も付いていたので、営業自体はしていました。
そこで思いついたのが、「ローソンにスコップがあるんじゃない?」と言うアイデアでした。
その時の僕たちはとにかく救いの手が欲しい状況だったので、絶対無いなんて気持ちは1つもありませんでした。
まずローソンに行くまでの道が積りすぎていて、歩くのも大変な状態。
友達の1人がローソンまで行ってくれることに。
しかし、すぐに帰ってきました。
結論から言えば、スコップはありました。しかし、雪が積りすぎていてローソンに入ることすらできなかったのです。
あの時ローソンで働いていたスタッフは、正直猛者だと思いました。笑
いや、危なすぎでしょ。
正直諦めかけていました
ローソンでスコップを借りることができないことがわかった僕たちには、救いの手がありませんでした。
ただ豪雪の中、自分の愛車だけが積もっていく姿を見ながら「もう無理か…」と思っていました。
その時です!
遠くからヘッドライトの光が近づいてくるのが見えたのです。
僕たちは、すかさず助けを求めました。
それも近づいてきた車は除雪車で、ちょうど巡回しているときに僕たちの前を通過しようとしていたとのことでした。
僕たちはすぐに除雪を求め、除雪車が作ってくれた雪道を辿って目的地に到着したのです!
登頂は積もってはいましたが雪が降っていなかったので、安心して車を停めることができました。
(オチを話しておくと、登頂に着いたのは良かったものの天橋立までは車を停めて歩かなければ行けなかったため、さすがに断念しました。)
帰り際にハプニングも
僕たちが登頂したときには、すでに夜中の4時半を回っていました。もう朝ですね。
雪も止んでいたので、帰ろうとしたその時です。
なんとこの山の中でガソリンランプが点灯したのです。
ガソリンランプが点灯したら、走れても約40kmくらいです。
まず40km以内にガソリンスタンドがあるかの問題でした。
正直ハプニングにハプニングが積み重なりすぎて、めちゃめちゃ焦ったの覚えています。笑
調べると、40km以内にガソリンスタンドが3つほどありました。
何も知らない僕たちは、帰りながらガソリンスタンドへ向かっていました。
まず1つ目のガソリンスタンド、ここは雪が積りすぎていて入れる状態じゃありませんでした。
それなのにガソリンスタンドに入ろうとした僕…。
学習できてないですよね。
そして2つ目のガソリンスタンドに着きました。
ここはガソリンランプが点灯してから25kmほど進んだところにあったガソリンスタンドでしたが、雪は積もっていませんでした。
ここでガソリンを入れてゆっくり帰ろうと思ったその時です。
ガソリンスタンドに車を入れたときに気付きました。
「電気がついていない」
残された1つのガソリンスタンド
あと15kmが限界だと感じた僕は、残されたガソリンの量で3つ目のガソリンスタンドへ向かっていました。
もしもここが空いていなかったら諦めてJAFを呼ぼうと決断した僕は、その1つのガソリンスタンドに向かって直進していました。
3つ目のガソリンスタンドが見えた頃には山を降りており、朝日も出る時間になっていました。
もうここを逃したら終わりだと思いながらハンドルを握り、徐々に近づいていきます。
「…営業してる。営業してる!!」
多分2回言いました。
そうしてガソリンを満タンまで入れ、無事帰ることができたのです。
まとめ:雪山に行くときはスタッドレスタイヤに変えましょう
今では笑い話ですが、あの時は本当に「雪山で遭難するってこういうことなんだ」という気持ちと、「生きて帰ってこれるかな?」という気持ちしかありませんでした。
僕はスポーツタイヤのまま、雪山へ足を踏み入れました。
完全に無知ですね。
スタッドレスタイヤを付ける環境じゃないこともありなかなかスタッドレスタイヤへの関心はありませんでしたが、この日を境にスタッドレスタイヤの重要さを身に染みて感じました。
あなたはこれから、雪山に車で行こうとしてませんか?
そうであれば、まずはタイヤを確認してみてください。
もしも雪道に対応したスタッドレスタイヤでなければ、出発までに交換することをおすすめします。
マジで、生きて帰って来れなくなっちゃうんで。
スタッドレスタイヤは、こちらからでも購入できます。
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