「自動車ローンを組みたいけど、過去に消費者金融を利用したことがあるから審査に通らないかも」
「自動車ローンを組む時の審査に影響する消費者金融の利用履歴って、どれくらい残るの？」
今回は、こうした疑問に応えます。
こんにちは、クルマガです。
これまでに消費者金融を利用したことがあり、自動車ローンの審査に影響が出ないか心配しているのではないでしょうか。
結論から言えば、消費者金融の利用履歴は自動車ローンの審査に影響があります。
とはいえ、影響の大きさは状況によって異なることも事実です。
今回お話する内容では、消費者金融を利用している人が自動車ローンを申し込むときに知っておきたいポイントを解説していきます。
ぜひ円滑に自動車を購入するための参考にしてください。
目次
自動車ローンの審査に消費者金融の利用履歴が影響する？
結論から言うと、自動車ローンの審査において消費者金融の利用履歴が影響する場合があります。
もちろん影響すると言っても、正直審査に通るかどうかは審査に申し込んでみないとわかりません。
影響の大きさは状況や金融機関によって異なります。
一般的に考えられる内容は、次の通りです。
・長期延滞した金融事故（異動）があると審査通過はかなり難しい
・借入件数や金額が多いと審査通過は難しい
・借入があることだけでスコアが下がることもある
長期延滞した金融事故（異動）がありませんか？
まず言えることは、過去に2ヶ月を超えて延滞したことがある場合は、自動車ローンの審査に通過することは難しいという点です。
長期延滞はいわゆるブラックリストであり、CICなどの指定信用情報機関に金融事故（異動）の記録が残ってしまいます。
当然、自動車ローンの審査でも「返済が滞る可能性が高い」と判断されるため、審査に通過することは極めて難しいです。
ただし、長期延滞の記録が残るのは完済してから5年間です。
なお、自己破産や個人再生など法的整理を行った場合には、10年間記録が残ります。
借入件数や金額が多いと審査通過は難しい
延滞をしていない場合であっても、借入件数や借入金額が多い場合は審査通過が難しいと言えます。
というのも、返済能力に余裕がないと判断されるからです。
ただし、自動車ローンに申し込む前に無理して借入件数や金額を減らすことは得策ではないかも知れません。
借入れを減らすより、頭金を支払ったほうが良い場合があるからです。
なお、借入件数や借入金額がどのくらいから問題となるかは、申し込む自動車ローンによるため一概に示すことはできません。
消費者金融の借入れがあることだけでスコアが下がることもある
消費者金融での借入れがあっても、「1件だけで少額なら問題ないのか」という点については、影響がないとは言い切れません。
金融機関によりますが、借入れがある時点で信用力のスコアが低くなる可能性があります。
また、銀行での借入れより消費者金融の借入れのほうが低スコアになることも考えられるため、注意が必要です。
自動車ローンの種類と特徴
自動車ローンにはいくつかの種類があり、その種類（金融機関）ごとに金利や審査通過の難易度などが異なります。
それぞれ紹介していきますので、ぜひ確認してみてください。
・銀行ローン（マイカーローン）
・ディーラーローン
・消費者金融カードローン
銀行ローン（マイカーローン）
銀行ローン（マイカーローン）は、銀行や信用金庫、信用組合、農協（JA）、ろうきん（労働金庫）などの金融機関が提供するローン商品です。
後に解説するディーラーローンや消費者金融カードローンと比べると、金利が低くて審査は厳しめだと言われています。
また、比較的審査に時間がかかることが多いのが特徴です。
ディーラーローン
ディーラーローンは、自動車の販売店を通じて申し込むローン（クレジット）です。
比較的金利が高い反面、審査はやさしめだと言われています。
また、ディーラーローンより審査は早いです。
しかしディーラーローンでは、完済するまで車が自分のモノにはならないという点に注意しておきましょう。
当然ながら自分のモノのように扱えますが、所有権は販売店（ディーラー）のまま留保されることが一般的です。
つまり車を担保に取られていることになります。
ちなみに僕は、過去に乗っていたRX-8をディーラーローンで組んでいました。
しかし途中で故障が多くなったので乗り換えようとしたのですが、ローンを完済しなければ所有権が自分のものにならないため、途中で乗り換えるということができなかった苦い経験があります。
消費者金融カードローン
消費者金融カードローンは、銀行ではない金融会社（貸金業者）が提供するカードローン商品です。
銀行ローンやディーラーローンと比べると、一般的に審査はやさしめで、金利は高めとなっています。
消費者金融のカードローンは、審査が比較的やさしいことが大きな特徴です。
ただし、そのかわりに金利が高めであることに注意しておきましょう。
なお、カードローンは使い道が限定されていないことも特徴です。
自動車ローンと消費者金融の注意点
消費者金融の利用で自動車ローンの審査に通るか不安なあなたに向けて、注意しておきたいポイントを紹介します。
・消費者金融を利用していないなど虚偽の申告はしない
・半年以内に多くのローンに申し込まない
消費者金融を利用していないなど虚偽の申告はしない
消費者金融の利用をディーラーや銀行にバレたくないからと言って、ローンの申込時に嘘をつくことは避けましょう。
実は、申し込むときに借入件数や金額を入力（記入）する場合もありますが、仮に嘘を付いたとしても、審査時にバレます。
これは、ローンやクレジットの審査ではCICなど指定信用情報機関に登録された情報を確認されてしまうからです。
つまり、借入件数や金額というのは
「わかるけど、あえて聞いている」
ことになります。
嘘をついているとお金の管理能力が疑われたり、信用力に欠けると判断されたりする可能性があるため、注意しておきましょう。
半年以内に多くのローンに申し込まない
「自動車ローンを申し込んでみたけど審査に落ちたから、審査に通るまで手当たり次第に申し込もう」と考えている人は、注意が必要です。
先ほど紹介した指定信用情報機関には、クレジットやローンを申し込んだ履歴も残っています。
短期間に多くの申し込みをしてしまうと審査に悪影響が出る可能性があるため、注意しておきましょう。
なお、具体的には信用情報が照会されてから6ヶ月間残ります。
半年間の申し込みは何件までに抑えると良いのかは一概に言えないため難しいですが、5件を超えないようにすると良いでしょう。
ただし、申し込み件数が3件なら悪影響はないとも、7件だから悪影響が出るとも言い切れることではありません。
自動車ローンと消費者金融に関するよくある質問【Q&A】
最後に、自動車ローンと消費者金融に関するよくある質問をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
消費者金融を利用していることは銀行やディーラーにバレる？
消費者金融を利用していることは、銀行やディーラーにバレます。
審査時に指定信用情報機関に信用情報を照会するためです。
消費者金融でお金を借りていると自動車ローンは組めない？
消費者金融でお金を借りているからといって、直ちに自動車ローンの審査に通らないとは限りません。
この記事で紹介したとおり、利用状況や金融機関によって影響度合いは異なります。
自動車ローンは総量規制の対象？
自動車ローンが総量規制の対象かどうかはそのローン（クレジット）によりますが、基本的には対象外と考えて問題ないでしょう。
総量規制というのは、借り入れ総額を制限する制度のことを言います。
まず、総量規制は貸金業者に対する規制であるため、銀行や信用金庫、信用組合などの自動車ローンは対象外です。
また、ディーラーローンは通常「個別クレジット」であるため、これも対象外です。
一方、消費者金融カードローンや所有権の留保がない貸金業者のローンは総量規制の対象となるため注意しておきましょう。
例えば、アプラスマイカーローンはアプラスが貸金業者として貸付けを行い、所有権も留保されないため総量規制の対象です。
消費者金融の完済後なら自動車ローンは組める？
長期延滞により異動が登録されていれば、完済後も5年は異動情報が残るため、審査通過は厳しいと言えます。
上記のような問題がなければ特に悪影響は大きくないと考えられるため、ローンが組めるかどうかは審査によります。
まとめ
自動車ローンの審査において、消費者金融を利用した履歴は影響があります。
その影響の大きさは状況によって異なるため、今回紹介した内容を参考にしてみると良いです。
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