こんにちは、クルマガです。
突然ですが、あなたはこれまでに車を走行している時にエンジン不調に陥った経験はありませんか?
「バッテリー電圧は問題ないのに、エンジンがかからない」
「アクセルを踏んでも加速しない」
このようなエンジン不調がでると困ってしまいます。
エンジン不調が起きるのにはさまざまな原因がありますが、そのひとつに点火プラグが原因となることが多くあります。
今回は、点火プラグに着目してエンジン不調についてお話していきます。
目次
点火プラグの役割
そもそも、点火プラグというのはエンジンの動きに対してどのような役割を担っているのでしょうか。
車のエンジンを動かすには、「ガソリン」「空気」「火花」この3つが必要となります。
ガソリンと空気の混合気をエンジン内部で圧縮し、圧縮した混合気に火花を飛ばし、爆発させることでエンジンを始動およびエンジンを動かし続けることが出来ます。
そして点火プラグとは、ガソリンと空気の混合気に「火花」を飛ばす役割を担っています。
この火花が飛ばないと爆発がおきない為、エンジンが動きません。
なので点火プラグは、エンジンを動かすうえでとても重要な役割を担っているのと同時に、混合気に火花を飛ばす役割をしているということですね。
エンジン不調の原因は点火プラグ?
先ほどにもお話しましたが、エンジン不調には点火プラグが原因となることが多いです。
では、点火プラグが原因で引き起こされるエンジン不調にはどのようなものがあるのでしょうか?
エンジンがかからない
エンジンがかからないという点においては、バッテリー電圧は が正常でセルモーターはちゃんと動きますが、エンジンがかからないケースがあります。
なぜならこれは、点火プラグから火花が飛んでおらず、エンジン内部で爆発がおきないからです。
エンジンをかけようと鍵を回しますが、セルモーターの音のみで全然エンジンが始動しなくなります。
実際に僕も経験がありますが、めちゃくちゃ焦ります。
アクセルを踏んでも加速しない
アクセルを踏んでも加速しないこともあります。
例えば信号が青になり、加速して走ろうとしてもある一定の速度から速度が上がらなくなる事があります。
だいたいが、徐行の速度までしかスピードが出ません。
これは事故の危険にもつながりますね。
エンストしてしまう
点火プラグが原因でエンストしてしまうこともあります。
ちなみにこれも、僕は経験あります。
信号待ちをしているときに、エンジンの回転数が急におちてしまい、そのままエンジンが停止してしまうのです。
点火プラグが原因でエンジンが停止してしまうと、再度エンジンをかけようとしてもエンジンをかけるのが困難になります。
これについても、事故の危険を招くためとても危険です。
じゃあ、どうやって点火プラグの状態を点検すれば良いのでしょうか。
点火プラグの点検方法
エンジン不調にならない為には、点火プラグを定期的に点検し適切な処置を行う必要があります。
点火プラグの点検方法としては、エンジンから点火プラグを外して、電極の摩耗や点火プラグの色で点検をすることが出来ます。
しかし、点火プラグを一度外すと、エンジンに取り付けるときに規定のトルクで締め付ける必要がある為、専用工具がないと取り外しと取り付けができません。
自分で確認はできますが、こうしたリスクを考えるとあまりおすすめしません。
なので、整備工場に点検を依頼する事をおすすめします。
点火プラグの種類
結論からお話すると、点火プラグには主に3つの種類があります。
一般的なプラグ(レジスタープラグ)
レジスタープラグは、一般的なプラグとして標準的な性能を持ち合わせています。
1本あたりの値段も安価で設定されています。
白金プラグ
白金プラグは、簡単に言うとレジスタープラグよりも性能が良く作られています。
特徴としては電極の先端部分が細くなっていて、火花も安定して飛ばすことができることです。
これによりエンジン内部の燃焼効率を上げることができることに加え、耐久性能にも優れています。
ただし、レジスタープラグよりも金額は高く設定されています。
イリジウムプラグ
イリジウムプラグは、白金プラグ同様に性能がいいプラグです。
そして耐久性能にも優れていて、長寿命タイプのプラグもラインナップされています。
白金プラグよりも値段が高く設定されています。
点火プラグの交換時期
点火プラグの交換時期は、どの点火プラグのをしようしているのか、軽自動車なのか普通車なのかで交換時期が異なります。
そして交換時期は、基本的に走行距離で判断します。
軽自動車の場合の一般的なプラグは、10,000km前後が交換時期となります。
白金プラグの場合は、50,000km前後が交換時期です。
イリジウムプラグは、長寿命タイプで100,000km前後が交換時期となります。
普通車の場合は、一般的なプラグで20,000km前後が交換時期となります。
白金プラグの場合は、70,000km前後が交換時期です。
イリジウムプラグは、長寿命タイプで100,000km前後が交換時期となります。
新車から交換されていない場合は、車の取扱説明書に交換時期が明記されています。
交換する場合は、整備工場の人に次の交換時期を聞いておくといいでしょう。
また、どの点火プラグを使用するかで交換時期が異なるため、教えてもらうのが良いですよ。
点火プラグの交換費用
点火プラグの交換費用ですが、これは車種で大きく異なります。
まず点火プラグの本数からですが、軽自動車の場合3本ついています。
普通車の場合は4本~6本が主流で、大排気量車になると6本以上使用している車種もあります。
部品代は、
レジスタープラグの場合、1本700円前後です。
白金プラグの場合、1本1200円前後です。
イリジウムプラグの場合、1本2000円前後です。
次に交換工賃ですが、こちらも車種によって大きく変わります。
おおよその車種は、3,000円~5,000円での工賃で交換が出来ます。
しかし、中には取り外し部品がかなり多くなる車種もあります。
代表的なメーカーだと、年式の古い日産車は取り外し部品が多く、工賃が高くなる場合が多いです。
その場合、工賃が10,000円~15,000円となることもあります。
このように、車種やどの部品を使用するかで交換費用が大きく異なりますので、参考にしてください。
エンジン不調をおこさないための対策
点火プラグによるエンジン不調をおこさない対策については、点火プラグをこまめに点検してもらうことに加え、交換時期が来たらすぐに部品を交換することが一番の対策です。
車検のときや、10,000km走ったらなど、定期的に点検をしてもらうと適切な交換のタイミングで交換をすることが出来るので、エンジン不調になる可能性は極めて低くなります。
なので対策としては、定期的な点検・交換でエンジン不調を防ぎましょう。
まとめ
今回は、点火プラグによるエンジン不調についてお話しました。
走行中に点火プラグによるエンジン不調が起こると、焦ってしまい事故につながる事もあります。
点火プラグは消耗品です。
なので定期的な点検・交換で、エンジン不調というトラブルを防ぎましょう。
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