こんにちは、クルマガです。
突然ですが、あなたの車から液体が漏れていませんか?
何もしていないのに、ハンドルが傾いていませんか?
もしあなたの車にこれらが当てはまるなら、その原因は縁石に車を乗り上げてしまったことにあります。
「縁石に車を乗り上げただけで、そんなに大事になるか?」
答えは、YESです。
最悪の場合、廃車も視野に入れなければいけません。
今回は、何気なく縁石に乗り上げてしまったあなたの車に訪れるリスクについてお話しします。
目次
車を縁石に乗り上げると3つの不具合が起きます
結論から言うと、車を縁石に乗り上げてしまうことで起こる不具合は主に3つです。
①ボディの損傷
②アライメントがズレる
③ブレーキオイルが漏れる
これらについて、1つずつ解説します。
①ボディの損傷
ガードレールなどにぶつけると車のボディが損傷するのと同じで、縁石に車を乗り上げるとボディの下部分が損傷します。
特にボディの下部分は走行時に路面に対して最も近い場所でもあるので、傷が付きやすいです。
縁石に車を乗り上げた際に損傷するのが多いパーツは、バンパーやアンダーパネルが挙げられますね。
アンダーパネルというのはエンジンルームの中の熱を効率よく排出してくれるパーツです。
バンパーは、見えづらいですが擦り傷が付きます。
ひどい場合は、バンパーが外れることもあります。
これは、アンダーパネルも同じです。
バンパーとアンダーパネルの損傷は、走行中に外れてしまうと思わぬ事故に繋がりかねません。
②アライメントがズレます
車のタイヤは、大きく3つの軸によって傾きが調整されています。
この傾きは、正直目視ではわからないほど微妙に設定されています。
この軸のことをアライメント、またはキャンバー角とも言うのです。
少し話が逸れましたが、結論を言うと、縁石に車を乗り上げてしまうとこのアライメント(キャンバー角)がズレてしまうのです。
アライメントがズレてしまうと、ハンドルが傾いてしまうことに繋がります。
とはいえ、ほんのちょっとの傾きであれば走行に支障はありません。
しかしあまりにも強い衝撃によって大きくアライメントがズレてしまうと、ハンドルの傾きも強くなってしまいます。
ハンドルの傾きが強くなると、真っ直ぐ走ることができなかったり燃費が悪くなってしまう原因にもなります。
③ブレーキオイルが漏れます
記事の冒頭で聞いた液体というのは、このブレーキオイルのことです。
ブレーキオイルは、簡単に言うとブレーキを効かせるためのオイルのことを言います。
ブレーキオイルが漏れると、ブレーキが効かなくなるペーパーロック現象に陥る可能性が高くなります。
ペーパーロック現象というのはなんぞやと言うことですが、これは長い下り坂などどフットブレーキを使い過ぎた際に、ブレーキによる摩擦熱がブレーキオイルを沸騰させてしまうことで起こる現象のことを指します。
ブレーキオイルが沸騰してしまうと、フットブレーキを踏んでもブレーキが効かなくなるため、事故の原因になるなど非常に危険です。
そして縁石に車を乗り上げた結果ブレーキオイルが漏れてしまうと、ブレーキオイルの油圧が不十分になり、ブレーキを踏んでも全く車が止まってくれないといったことが起こります。
もしも液体が漏れているのであれば、重大な事故を起こしてしまう前に修理しましょう。
縁石に乗り上げた車の修理費用はこちらです
まず擦り傷程度の軽い損傷の場合、修理費用の相場は1万円から2万円程度になります。
バンパーなどの損傷に関しては、板金修理になります。
その際の修理費用は、ぶっちゃけ損傷のレベルに応じて修理費用も異なります。
かなり複雑な損傷である場合、修理費用の相場は30~50万円。
車種によっては、100万円以上します。
ランボルギーニとかになると、考えたくもない費用になること間違いなしです。
(ちなみにランボルギーニは、サイドミラーの傷だけで10万円以上するらしいです)
縁石に車を乗り上げた場合、タイヤまわりの修理も多いです。
もしハブと呼ばれる、タイヤに直接取り付けられている部品を損傷した場合は、部品代や工賃など含めて2万円から5万円が相場になります。
縁石に乗り上げた車は車両保険が適用される?
車両保険が使える
結論を言うと、縁石に乗り上げた車の修理は、車両保険が適用されます。
なぜなら、車両保険では自損事故扱いになるからです。
しかしここで、注意しなければいけない点が2つあります。
タイヤのみの損害時は車両保険が適用されない
車を縁石に乗り上げたことで損傷した場所がタイヤだけだった場合、車両保険が適用されません。
この場合、自腹での修理になります。
車両保険を使うと等級が下がります
車両保険を使って車の修理を行った場合、等級が3等級下がります。
そしてそれだけでなく、事故有係数適用期間が3年加算されます。
等級が3等級下がってしまうと、月々の車両保険代が割増になってしまうこともあります。
なので、もし縁石に乗り上げたあなたの車が軽い損傷で済んだのであれば、自腹で修理をする方が良いです。
廃車も視野に入れておきましょう
車を縁石に乗り上げた時、最悪の場合廃車になる場合もあります。
そのケースというのは2つで、修理ができないケースと修理費用が高いケースです。
修理が高額であるだけなら、まだなんとかなるかもしれません。
しかし修理ができないとなると、廃車しか選択肢がなくなってしまいます。
とはいえ、長く乗ってきた愛車をそのままスクラップにするなんて悲しいですよね。
そんなあなたに、廃車買取をおすすめします。
廃車買取では、廃車時にあなたの車に残価があるとお金に変えてくれます。
もしあなたの車が
・縁石に乗り上げてから動かなくなった
・修理費用が高額だった
これらが理由で廃車を検討しているなら、廃車買取サービスはとてもおすすめです。
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まとめ
車を縁石に乗り上げてしまうと、ボディなどの見た目以上に、走行中の危険が及ぶ可能性も高まります。
縁石に乗り上げた車を修理するのであれば、できるだけ車両保険を使用しないのがおすすめです。
しかし場合によって重度の損傷であった場合、車両保険を使わざるを得ないことを頭に入れておきましょう。
万が一縁石に車を乗り上げて車が動かなくなった、または修理が高すぎて廃車を検討しているなら、是非廃車買取サービスを利用してみてくださいね。
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